近年の医師不足に伴い、政府により定員増が認められた医科大での増築工事である。 既存キャンパス建物・敷地内では増加した定員への対応が不可能であり、本キャンパスのグラウンド内にて新たに計画された。 6年制の1年生が一般教養を学ぶ機能として、1Fに講義室、2Fに実習室、3Fに教員室と、階層で明確にゾーニング分けが行われている。 建物の南面は全面バルコニーとし、明るく開放性のある居室群の確保と自然光・風を取り入れるとともに、外壁面のメンテナンス性の向上を図っている。 また、県産材やリサイクル材の採用・雨水利用などで環境負荷の低減に努め、グラウンド・建物ピットにおいては地域の雨水抑制として大雨時の災害対策に寄与している。